2012年3月15日木曜日

学年末

様々な行事を終え、今、学校は静かに新年度の準備に入っています。
そんなこんなで忙しく中々更新出来なかった
3月の様子をお伝えします。

年度を締めくくる制作を展示する学校展は
各教室とも専攻科目ごとに全学年でセッティング〜展示、
講評を行いました。

慣れないセッティングに四苦八苦する1年生に
的確な声をかける3年、
上学年の制作とプレゼンテーションを目の当たりにし、
今後への闘士を燃やす1年生、と
お互い刺激になったようです。


この数日後、メディアイラスト科は3年制になって初めて
卒業生を送り出しました。
3年間、とことん自分と向き合った制作の日々は
人生の大きな糧となっていくことでしょう。


青山ギャラリー・ダズルで装画講座

DAZZLEさんより装画講座のお知らせをご連絡いただきましたので
転記します。
イラストレーターを目指す方の多くは「本の装画を描いてみたい」と
考えているのではないでしょうか。
現場のディレクターが実践的なアドバイスをしてくれますので、
特にセミプロとして活動中の卒業生の方は参加してみてはいかがでしょう。

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今年もお陰さまで実践装画塾を開講することになりました。
応募〆切が3月25日(日)です。
ご興味がありましたら、ご検討くださいますようお願い申し上げます。
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2012年度 実践装画塾 募集要項

文芸、人文、ビジネス書のブックデザイナーが指導
仕事につながるホンネ講座

装画を用いる場合でもその書籍の分野は文芸、人文、ビジネスなど様々です。
デビューするにはどうしたらいいのか、
どの分野が向いているのか、
イラストレーションでしかできない事とは何か、
などを各分野のデザイナーが実践に即してレクチャー&クリニック。
その成果を元にイラストレーションを制作発表してもらう講座です。

●講師
宮川和夫  ブックデザイナー 宮川和夫事務所
      SPA日本図書設計家協会会長
      http://www.tosho-sekkei.gr.jp/booksfile/member_detail.php?member=A1196
臼井新太郎 ブックデザイナー 臼井新太郎装釘室
        SPA日本図書設計家協会会員  武蔵野美術大学非常勤講師
      http://www.tosho-sekkei.gr.jp/booksfile/member_detail.php?member=A1312
関口信介  ブックデザイナー (株)文藝春秋 デザイン部

●参加費用 35.000円 5回講義+展示費用+ダミー本制作

●募集人数・・・9名 応募者多数の場合は抽選といたします。

●応募締切・・・2012年3月25日(日)

●応募要項・・・
1.お名前 2.電話番号 3.作品掲載サイトがあればそのURL 

を明記の上、メールで応募ください。応募を確認したメールを差し上げます。
メール送信先  public@gallery-dazzle.com

折り返し連絡を3日以内に受け取られなかった場合、メールが届いていない可能性があります。
お手数ですが再度メールか電話で連絡くださいますよう、お願い申し上げます。
TEL&FAX 03-3746-4670(火曜~日曜12時~19時)

●講座日 2012年4月4日~5月30日 隔週毎水曜日19:10~21:00
(4/4,  4/18,  5/2,  5/16,  5/30)

4/4, 4/18, 5/2・・・各講師の講義と実技
5/16・・・各分野の装画イラストレーションの発注
5/30・・・イラストレーション(ラフ)の講評 

●展示 2012年7月24日(火)~29日(日)12:00~19:00 最終日17:00

最終的に各テーマに沿った本の装丁の発表会をします。
3人のデザイナーがデザインした単行本(ダミー)と原画の展示。

ご不明な点やご質問がありましたら、いつでもどうぞ。
村松真理子
DAZZLE
〒107-0061 東京都港区北青山2-12-20-101
T&F 03-3746-4670
http://gallery-dazzle.com
public@gallery-dazzle.com

2012年3月5日月曜日

山田花子回顧祭@ギャラリーポポタム

当校に在学中から漫画賞を受賞し、活躍されていた山田花子さんが
25歳の若さで亡くなられて、20年経ちました。
実妹でもある青林工藝舎の高市ぴいこさん、股旅堂さんが中心となり
目白のブックギャラリー・ポポタムで回顧祭と銘打った
展示が開催されました。

彼女の原画、愛用していた品々、電気グルーブ達と出演した番組の映像と共に
根元敬、丸尾末広氏ら錚々たる顔ぶれが捧げたオマージュ作品も。

夭折した伝説の漫画家として若いサブカル好きの層にも浸透しているせいか
広い年代のファンが押し寄せ一時は会場に入りきれない程になったとか。

花子氏を担当した講師は学生時代の彼女に
漫画家としてのイメージを描いたオマージュ作品群とは、
また異なる印象を持っていたとか。
その記憶は80年代の様々な映画、音楽、文化と共に
蘇ります。

彼女が残した魂のうめきの如き表現は
今の学生にもきっと何かしらの形で受け継がれているのでしょう。

PALMA 2Witches ~POLICO.hとmelt. ふたりの魔女の手仕事展Vol.4~

少し前のことになってしまいましたが
卒業生の展覧会の模様をお伝えします。

PALMA 2Witches ~POLICO.hとmelt. ふたりの魔女の手仕事展Vol.4~
高円寺 自由帖ギャラリー

現在はアクセサリーデザイナーとして新宿マルイワン等全国の店舗で
キュートなグッズを展開しているPOLICO.hさんが
お友達のmelt.さんと開催された展示は
人気のファンシーな路線とは些か異なるテイスト。
そのテーマもずばり「Poison」
お仕事としての制作を続けていると、たまに心の魔女がささやいて
ちょっとした毒を織り交ぜたものを造りたくなるのだとか・・・。

長く仕事をされているクリエーターなら、その気持ち
わかりますよ・・ね。

会場にはおなじみのキャラクター達が
現代ならではの毒を持ってスイートにリメイクされていたり
彼女達お得意の7,80年代レトロがポップに表現されていたり、と
女子のみならず、オシャレ心を持った人なら胸ときめくアイテムがいっぱい!

この機会に編集されたzineを含め遠い所からも
ファンの方々が買い求めに来ており、盛況でした。

講評会

3月3日土曜は学校展・展示の傍ら、全学年合同講評会が行われました。

以前の学年の進級制作を思い起こし、その苦労を労ったり
近い将来の制作を想像して、新たな奮起をしたり・・・。

講師陣の講評だけでなく
同級生、先輩、後輩の意見、感想が
「メディア」を通して表現するイラストレーションを
志していく者として、
時としてチクリとしつつも
大変有意義に感じられたのではないでしょうか。