「明日の神話」に福島第1原発事故を思わせる絵が付け加えられていた
事件がありました。
誰がやったんだろう?
素人にしては手が込んでいる。
と、当初から噂されてはいたものの
やはり、というか
しばしばゲリラ的手法で社会問題を象徴した
アート作品を展開している若手アート集団
「Chim↑Pom」によるものだと判明しました。
(Chim↑PomのHPはこちら)
元になった岡本氏の作品そのものも核実験で被爆した
第五福竜丸の事件がテーマ。
そこに現在、想定外の事故によって放射能漏れを続けている
福島第1原発の絵を置き、しかも若者で溢れかえる
渋谷という場所(=グラフィティと呼ばれる
落書きの聖地でもある)だったので
大きな話題となり注目を集めました。
「今の状況を絶好のタイミングで皮肉ったパロディ作品」
「ストリートアートとして若い層にも社会問題を
考えさせる一石を投じた」
と賛美する声もあれば
「岡本氏の作品を冒涜する行為」
「ただの売名だ」
「パロディーやゲリラではなく正々堂々と原発を
批判する新作を描けば良かったのに」
「内容の善し悪しは別として明らかな犯罪だ」
と批判する声も。
あなたはどう感じますか?
こういう事件について「じゃあ自分だったらどうする?」
と考えることが、自分の制作のスタイル確立につながっていきます。
現在、彼らは軽犯罪法違反の疑いもあるとして
事情聴取を受けているそうです。
同時に本日から清澄白河のギャラリー「無人島プロダクション」にて
Chim↑Pom展覧会。
これは行かなくては!
ん?してやられたかな?
Chim↑Pom展「REAL TIMES」
無人島プロダクション
会期:2011年5月20日(金)ー25日(水)【6日間】Open:平日(月〜金)|13:00-21:00
土・日|11:00-21:00
会期中無休
※開館時間が通常とは異なりますのでご注意ください。
入場料:500円 ご来場者には、Chim↑Pom新作音声CDをさしあげます。
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